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心臓

睡眠の話。きっといつものようにしょうもないことだろう。

 

なかなか眠ることができない体質なのだが、不安時はなおさらなものとなる。

最初に眠りについた時は、わけのわからないまま夢の中の銃声で目が覚めた。

寝なおすと、不安や動悸におびえる私が床であおむけに転がっている。そこに優しい人が現れる。上にかぶさって互いの心臓の位置を合わせる。速かった鼓動が優しい人の鼓動の速さまで抑えられてゆく。何か言っていた気がする。「心臓はーー」思い出せない。

ただただ安心感と幸福感に包まれていた。夢から覚めるのが悲しかった。